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VOL.1 生産管理システム選定の3つのポイントとは?
公開日:2022.01.27|最終更新日:2023/06/13
コロナ禍をきっかけとして、生産現場の多くではさまざまな変化があるのではないでしょうか。
リモートワークや出張制限などの感染対策を取りながら、生産スケジュールを予定通り進めるためには、生産現場のデジタル化を推し進めることが重要と考えております。
生産現場のデジタル化を進めるには、まずは生産管理システムを中心に置いて、業務横断的に全体の生産性を高める仕組みを構築することが基本であろうと考えます。
では、どのような生産管理システムを導入すれば良いのでしょうか。
弊社が考える選択のポイント3点について解説いたします。是非ご参考にして下さい。
ポイント1:生産方式により選択する
自社の生産方式が、見込み生産(量産)か個別受注生産(単品・少量生産)か?
見込み生産の生産計画立案の 考え方 |
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見込み生産(量産)の場合、材料調達と生産数量(所要量)が重要となります。射出成形機による部品製造、車の製造ライン、食品製造、箱詰め作業などが該当します。日程計画は機械やロボット等の生産可能数量に依存します。 | |
個別受注生産の生産計画立案の |
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個別受注生産(単品・少量生産)では、所要量よりも生産工程が重要となります。さらに、製品によって生産手順や使用する機械が異なるため、生産計画立案(スケジューリング)による的確な作業指示が行えることが重要となります。 |
どちらの方式でも生産計画を立てるという点は同じですが、個別受注生産の場合、割付対象の機械の台数や各種能力(規格・オプション)、およびの担当者の人数や能力に加えて稼働時間帯も考慮する必要があるため、生産スケジューラーに求められる機能も多岐にわたります。
ポイント2:自社に必要な機能から選択する
本当に必要な機能は何か?後で必要になった機能を追加出来るか?
一言で生産管理システムと言っても機能構成はさまざまです。必要な機能に絞って導入し、既存システムと連携して使いたいというニーズは当然のこと、当初は中核システムを導入し、徐々に対象業務を広げていくのも有効で安全な進め方と考えます。
Dr.工程Familyであれば、下記のラインナップ製品がDr.工程PROと有機的に連携するため、段階的な導入が容易です。
Dr.工程Familyラインナップ
ポイント3:システムの拡張性で選ぶ
生産管理システムのUIに対する拡張性はあるか?
コロナ禍においては、製造現場の密を避けるためのさまざまな対策が必要となっております。例えば、遠隔打ち合わせのためのデータ共有の仕組みや、実績収集の分散化などです。Dr.工程Familyでは、状況に応じたUI拡張をオプションサービスとして提供しております。