Dr.工程PRO
高精度の自動スケジューリング機能を備えた金型、試作、特殊装置製造等の個別受注向け工程管理システム
- ✓高機能・高精度の自動スケジューリング機能による日程計画の自動立案
- ✓負荷や進捗の可視化により、早期の問題発見と対策をリアルタイムに実現
- ✓貴社が持つ生産能力を最大限に高め生産性向上に貢献
Dr.工程PROが必要となる背景
生産性の最大化と日程計画の関係
生産効率を最大限高めるためには、自社が持つ資源(作業員、工作機械、外注先の利用等)を、進行中の各製造案件の納期に合わせ、いつ、どのように割り当てるか、この日程計画の精度を高めることがとても重要です。
しかし、金型、試作品、工作機械や半導体製造装置等の産業機械など、個別受注生産における製造現場では、次の理由でこれらを実現することは非常に困難さを極めます。
<工程管理の阻害要因の例>
- 膨大かつ複雑な工程
- 日々変化する工程
- 現場の工夫への対応
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阻害要因1:膨大かつ複雑な工程
例えば金型は、複数の部品の組み合わせで製造されますが、この各部品はさらに複数の工程を経て製造されています。金型の規模にもよりますが、これらの各部品の製造工程数は場合によっては数百、数千に上るものもあります。
更に、現場では通常1つの案件のみではなく、複数案件を同時並行で製造するケースも多くあります。
また、案件ごとに優先順位もあり、1つの金型製造案件内でも構成部品間、工程間での依存関係も複雑に絡み合います。
このような状況で、自社資源(作業員、工作機械、あるいは外製の選択)を納期・品質を維持するレベルで最適に割り当てることは人手の限界を超えています。
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阻害要因2:日々変化する工程
金型、試作品、特殊装置等の個別受注生産は、いわゆる一品物のケースも多くあります。つまり、この世で1つしか存在しないため、決まった製造工程で繰り返し生産する量産と異なり、試行錯誤が発生します。結果として、設計変更や試用・トライの結果の修正作業など頻繁に工程変更が発生します。
さらに、金型、試作品などは、製品ライフサイクル上、新型量産の前段階となるため、全体の製品リリース計画に影響が出ないよう、厳しく納期管理が求められます。
このように頻繁な変更が発生する中で、膨大複雑な工程に対して、自社資源を製造の計画段階から製造中にわたり、最適に割り当て“続ける”ことには限界があります。
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阻害要因3:現場の工夫への対応
「1つ1つの工程に作業員や機械を割り当てる」という行為に、実際の製造現場では、生産性向上のための非常に多くの工夫がなされています。
たとえば、パレットチェンジャーに対する割付、後段取り(中段取り)を考慮した割付、部品サイズを意識した割付、複数担当者を想定した割付、連続加工割付、そして深夜運転優先割付など、割り付け1つでも相当の工夫があります。単に作業員と機械装置を1つの工程というシンプルな箱に割り当てるのではありません。
これらの工夫を踏まえず、単に工程という1つの箱に単純に人や機械装置を割り当てるシステムの場合、カイゼンが繰り返される製造現場の期待に結局応えられないものになってしまいます。
金型等、個別受注生産の現場で鍛え抜かれたDr.工程PRO
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生産性を最大化するための自動スケジューリングを核とした工程管理ソリューション
Dr.工程PROは、非常に高く厳しい要件が求められる金型、試作品等の個別受注製造事業者のための、専用工程管理システム(スケジューラー)です。
20年以上にわたる多くの導入実績を通じて、製造現場で本当に使える工程管理システムとして成長してきました。
特に金型製造の分野ではトップシェアを誇り、日本国内を始め、海外も含め500以上の導入実績がございます。
高機能・高精度の自動スケジューリング機能を始め、工程管理のDB化など熟練者の知見の見える化・再利用化、更にはIoT等の技術を活用したより効率性の高い情報管理などを実現できます。
Dr.工程PROを活用することで、製造現場のDXを強力に推進し、自社のもつ生産能力を最大限高めることが可能となります。
Dr.工程PROの主な特長
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工程設計の見える化、デジタル化により再利用できる形へ
一部の熟練工に依存しがちな製造工程設計を、個別受注生産に適合した方式で見える化、デジタル化することで技術の共有・承継へ。
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様々な角度からの負荷把握
刻々と変化する自社の負荷状況を様々な観点から分析できる環境を実現。変化に対する迅速な対処策の検討に寄与。
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高機能・高精度の自動スケジューリング(山崩し)
20年以上の導入実績を通じて高機能・高精度の自動スケジューリング機能を実現。これにより自社の持つ生産能力の最大化を実現へ。
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作業者に必要な情報を網羅した作業指示と豊富な実績入力
作業者に必要な情報を網羅した作業予定画面から実績入力へとシームレスな操作を実現。担当者毎に適した画面を利用可能。
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進捗把握により早期問題対策
様々なレベルの進捗状況が把握可能。リアルタイムな進捗把握により問題の早期発見と早期対策を支援。
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中国語版・英語版も提供
中国語版『Dr.生管PRO』、英語版『Dr.Koutei PRO』は海外での導入実績も多数。
Dr.工程PROの製品説明
FEATURES1
工程設計情報の一元管理
熟練者の知見を再利用できる形へ
工程設計の見える化、デジタル化により再利用できる形へ
一部の熟練工の知見を組織で共有し再利用できる環境の実現
金型、試作品等の個別受注生産の製造工程は一品物であるがゆえ、再利用できる形でデータベース化されていないケースが多く、これが一部の熟練の技術者に依存し続けなければならない現状にもつながっています。
Dr.工程PROでは製造工程を個別受注の製造形態を表しやすいパート図をベースにデジタル化。誰もがわかる形で見える化することで熟練工の知識の共有化ができると共に、一品物の製造環境でも部分的に工程情報を再利用できる基礎を構築。これにより製造品質の安定と技術承継の基礎が図れます。
製造工程を直感的に理解できる形でデジタル化
製造NO・得意先・納期・受注金額などの受注登録から部品構成・工程手順をパート図形式でわかりやすく登録。
部品情報には、材質や図面番号などの情報に加え、機械のパレットサイズを加味するための部品材料サイズも設定可能です。
工程情報には、前段取・有人・無人・後段取・中段取の工数設定に加え、外注設定、機械や担当者の指定や連続加工・同時加工など多岐にわたる加工条件の設定が可能です。
個別受注生産特有の加工条件を設定することにより、これらの条件を踏まえた高精度のスケジュールを実現するための機能を多数搭載しています。
また、製造工程だけでは表現できない受注時の書類や製品仕様・部品図・加工に必要な資料などのファイルリンクすることで製造に関する情報の集約も可能です。
FEATURES2
負荷状況の可視化
工程やリソース(機械・担当者)の負荷状況を多面的に把握可能
様々な角度からの負荷把握
生産能力および稼働状況の正確な把握のために
製造案件が複数並行で走ると、どの機械、どの作業員が、どの工程でどれだけの負荷が発生しているのか正確に把握が出来なくなります。これにより案件毎の納期調整や、外注の必要性の判断、作業員の勤務負荷に対する対応など、企業としての迅速な対応が出来なくなります。
Dr.工程PROではデータベース化した工程情報と、製造現場を適切に管理するための効果的なマスタ管理機能との組み合わせにより自社の負荷状況の多角的な分析機能を実現。後述の自動スケジューリングとの組み合わせで問題の直感的な把握と解決が図れます。
各種負荷グラフにより、立場に合わせた状況の把握や問題点の把握を容易に実現
計画工程・大工程・中工程単位や機械別・担当者別など、様々な切り口で負荷状況をグラフ表示。
グラフは優先度別に色分けできるため、直観的に状況を把握することが可能です。
週単位の過不足工数や外注先単位での負荷状況も確認でき、問題点も容易に把握できます。
納期を守るための負荷表示とスケジュール結果の負荷表示もワンタッチ操作で切り替え可能です。
FEATURES3
高機能・高精度の自動スケジューリング機能(山崩し)による最適日程計画の立案
納期や優先度など、きめ細かな条件設定に応じた適切なスケジューリングを自動立案
自社の経営資源を最大限に活用
生産性の最大化に向けた継続改善環境の実現に向けて
製造案件の仕様に合わせ、どのスキルをもつ担当者やどのスペック・種類の機械を、どの工程に割り当てるか、あるいは外注を活用するか、この判断の正確性と迅速性が企業の生産性を決定します。
しかし、金型などの個別受注生産では1つの案件の製造工程が数百、数千におよぶものもあり、かつ多数の工程を持つ案件が並行で複数同時に走ることもあります。さらに、各案件は一品物であるがゆえ、設計変更が頻繁に発生し都度工程計画の変更が発生することもあります。このような状況で正確に企業資源(担当者、機械、外注など)を割り当て”続ける”ことはもはや人手やExcelの限界を超えます。
Dr.工程PROは20年以上にわたる導入実績を通じ、高機能・高精度の自動スケジューリング機能を実現。多数の案件と頻繁な変更が発生する状況下においても、企業資源を最適な形で自動スケジューリング(山崩し)し続けます。これにより、自社の持つ生産能力を最大化し、利益の最大化につなげます。
納期や優先度など、きめ細かな条件設定に応じた適切なスケジュールを自動立案
能力厳守・納期厳守に加え、リソース(機械・担当者)の稼働時間を考慮した自動スケジューリングを実現します。
残業指定・フォワードとバックワードの組合せ・製番優先度・無人加工の夜間優先など豊富なスケジュール条件の指定が可能です。
条件を変えたシミュレーション結果を一時保存して比較検討する機能やUNDO/REDO機能も搭載しています。
日程とリソース別の負荷を同時に表示でき、工程管理者の煩雑なスケジュール調整業務を強力に支援します。
FEATURES4
生産現場の状況(生産方式)に応じた作業指示と実績入力
現場の状況に応じた作業指示を網羅するとともに、タッチパネル形式、バーコード利用、日報形式などさまざまなタイプの実績入力を搭載
自動スケジューリングの実効性を高める製造実績の効率的な把握
豊富な作業指示と実績入力方式から作業者1人1人のニーズに合わせたタイプの選択が可能
高精度な自動スケジューリングの実効性をさらに高めるためは、各工程の進捗状況をいかに正確・リアルタイムに、かつ容易に取得するかが極めて重要です。この実績情報の実効性が担保できると、自動スケジューリング⇒実績情報収集⇒現状判断・修正⇒自動スケジューリングのような効果的なサイクルが生まれます。
Dr.工程PROでは豊富な実績入力方式をサポート、人手での指示および実績入力の効率化から、IoT等のテクノロジを活用した収集まで多岐にわたる実績収集方式を装備しています。
作業者に必要な情報を網羅した作業指示と豊富な実績入力
作業指示は、前後工程の進捗や予定も確認できる一覧画面や、時系列に予定を表示し着手可能工程も一目でわかるガントチャート画面など、豊富な画面を用意しています。
各種作業指示確認画面から直接実績入力が起動できるため、画面切り替えが不要です。
実績は、ネットワーク上のクライアントから入力することにより、リアルタイムに進捗に反映されます。
作業の開始と終了時にバーコードをタッチするだけの入力や日報形式の入力に加え、タッチパネル方式など多彩な入力画面を用意しています。
計画外実績入力などの例外処理やチェック機能も豊富に搭載しています。
FEATURES5
進捗状況の可視化
ガントチャートによる工場全体の進捗から製品単位の進捗まで、あらゆるレベルの進捗状況が把握可能
進捗把握により早期問題対策
製品単位の進捗から工程単位の進捗まで、あらゆるレベルの進捗状況が把握可能。状況に応じた早期問題対策を支援
工場全体から製品単位・部品単位・工程単位までの進捗がグラフィカルに表示され、直観的に進捗が把握できます。
リアルタイムに進捗率や遅延工程の確認ができることはもちろん、計画と実績の工数比較も可能です。
遅延やトラブル発生などの問題を早期に発見することで、早期対策が可能になります。
短期的には残業体制・休出体制の必要性やスケジュールの組換え、長期的には人員配置や設備投資計画などの検討にも活用できます。
FEATURES6
グローバル対応
中国語版(Dr.生管PRO)、英語版(Dr.Koutei PRO)対応済み
中国語版・英語版も提供
中国語版『Dr.生管PRO』、英語版『Dr.Koutei PRO』は中国・東南アジアを中心に導入実績も多数
中国語版(簡体・繁体)及び英語版のシステムも提供しています。
日系企業様・ローカル企業様を問わず多数の導入実績があります。
中国では中国語、東南アジアでは英語(一部ローカル語対応可能)での製品紹介も行っています。
オンラインデモ可能です。
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